DodomeNoNikki

Dodome no Nikki

帝都の舞台俳優、ドドメリナの日常を奇ままに。

髪の毛を切りました。

 

髪の毛を切りました。

自撮りとかはないです。

そのうちTwitterInstagramにそれらしい、ちゃんとした、がんばって自分なりに可愛く加工した画像をアップすると思うので、わたしの頭髪がどんなぐあいになっているかはそちらで確かめてください。

 

とても暑くて頭が馬鹿になりそうです。それを差っ引いても、ここ二週間ほど身体に異常をきたしており、ありとあらゆる部分が(主に脳と喉が)駄目駄目でした。それゆえに殆どの時間を自室で過ごしていたのですか、その間、無限に時間があったので、色んなことを考えていました。自分と、自分の周りにいる人たちのことです。

 

わたしは中学高校と、所謂『スクールカースト最下位』の人間でした。根暗で友達が少なくて、休み時間になると、喋る相手がいないので、ずーっと本を読んだり携帯をいじっているふうな生徒です。ギャルやDQNを心の中で見下して「わたしはあんな低俗な人たちとは違うぜ」と思いつつ、心のどこかで憧れていて、羨ましいなあと思っていて、でも自尊心が高いからそれを自ら否定しているような人間でした。ある時から吹っ切れて、「わたしはパリピになりたくてパリピの真似事を一生懸命やっているけどパリピになれない人です」と自称するようになったけれど。

マイノリティがアイデンティティでした。人とは違う自分。変わり者って言われるとちょっと嬉しい(でもそれを外に出すのはダサいので口先では否定をして、なんならちょっと機嫌を害した素振りすら見せる)。

 

でも、わたしのこのブログを読んでるような人は圧倒的に『そっち』だと思います。あなたのことです。違ったら素直に謝ります。ごめんなさい。

 

インターネットが発達して、日本人総SNSの時代、FacebookTwitterInstagramもブログもLINEもやってないって人はそうそういないと思います。わたしと近しいような年代の人だと、ほんとに一割ぐらいしかいないんじゃないのかな。

それらのお陰で、いろんな人と気軽に繋がれるようになりましたね。好きなものが同じの人、住んでいるのが近い人、あるいは嫌いなものが同じの人。かくいうわたしも、SNSが切っ掛けで友達になった人が何人もいます。

 

そういうわけで、マイノリティがマイノリティじゃなくなりました。たとえわたしが学年に一人しかいない変わり者だったとして、日本全体に視野を広げれば似たような人は何百人だって何万人だっているわけです。マイノリティがアイデンティティじゃなくなりました。ちょっとインターネットの海を泳げば(そういえばネットサーフィンっていう言葉、聞かなくなりましたね。死語になったの?)自分と似たような趣味嗜好の人がジャンジャンバリバリ見つかります。

うれしいけど悲しいね。自分だけの個性だと思ってたものって、広い目で見れば個性でも何でもなくて、サブカルチャーメインカルチャーになったこの国では何のアイデンティティにもならないんだね。

 

それでも、わたしはわたしで、あなたはあなたで、なんかうまく言えないけど、折り合いつけてうまいこと、生きてゆこうね。

 

それはそうと、八月末にお芝居に出ます。よろしくちゃん。ぺろ。