DodomeNoNikki

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Dodome no Nikki

帝都の舞台俳優、ドドメリナの日常を奇ままに。

悦楽にはじまり最低に終わった日

 

 こんにちは、お久しぶりに日記を書いております。ドドメです。

 本日(ただしくは、昨日)より、以前出演させて頂いた劇団・虚飾集団廻天百眼さんの劇場本公演、『悦楽乱歩遊戯』が ザムザ阿佐谷にて初日を迎えました!パチパチ! 

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 わたくしは初日から楽日まで、百眼制作部のお手伝いチャンとして劇場に蔓延るフレンズとなっております。ご来場の際、何かお困りのことがあればお声掛け下さいませ◎

 まだ、本編は観れておりません。でも漏れ聴こえる音楽や衣裳、お化粧、舞台装置もろもろを見る・聴くかぎり、今回も美しく激しく狂おしい愉悦的悦楽的圧倒的世界が繰り広げられていること必至……! わたしが百眼にはじめて触れたのは、DVDの『舞台版 少女椿』なんですが、「なんでこれ生で観にいかなかったの? 物理的に行ける距離に居たのに。」って、凄く凄く後悔したんです。ドドメは馬鹿か? って。(ちなみにそれがキッカケのキッカケとかになり、『屍のパレード』のオーディションを受けました。)

 だから、「これ、ちょっと気になるナア。」「どうなるんだろう、この物語」「終わり方が予想できない」「江戸川乱歩好き〜」「この役者さんめっちゃカワイイ(カッコイイ)やんけ!!」なんでも良いんです、少しでも「観たいかも」という要素があるのならば、いますぐ詳細が確認できる頁にゆくンです!!!

 

虚飾集団 廻天百眼 - 廻天百眼劇場本公演 『悦楽乱歩遊戯』

 

 出演するわけでもないのに宣伝チャン。

 

 わたしは稽古場などに全然行けてなくて、初日にいきなりお手伝いです〜と参加したので、それこそ『屍』以来お会いしていなかった方もザムザに沢山いらっしゃって。皆さんに忘れられてるンだろうなーっていう若干のマイナス思考で臨んでいたわたしに、いろんな方が、「あれ? ドドメいるじゃんー! わ〜ひさしぶりー!」って感じにお声をかけていただけて、実際めちゃめちゃ泣きそうでした。この日の一発目の涙腺崩壊です。

 ほんとうに最近、涙腺が緩すぎる、どうにかしなきゃいけない気がする。

 取り敢えず初日から楽日まで制作部お手伝いスタッフとして行動することとなり、主に本日は出演者チェキを撮影する係をやっておりました。チェキを購入してくださったお客さま、「撮り方が下手なせいで推し役者の魅力がぜんぜん写し切れてないんだけど? 何なの?」って思われた方がいたらどんな仕打ち、お怒りの言葉、罵詈雑言、「死ね」など、なんでも甘んじて受けますのでTwitterのbioに記載しているメールアドレス、もしくはリプライまでどうぞ。

 「推しの役者めっちゃいいかんじに写っとるやんけ!」と思ってくださったお客さま、わたしの腕が良いンではなくて推しの役者さんがどう撮っても奇麗なだけだとおもいます、キット。

 

 ええと、いろいろありましたけど総合すると愉しかったです。

 明日はも〜っと(初日より仕事がルーチン化されてある程度)愉しくなるよね、ハム太郎

 

 

 此処までが「悦楽」の部分の話です。

 

 

 劇場から帰ってたんです。電車に揺られて、まず阿佐ケ谷駅を出発。

 ドドメのお家は少し遠いから、乗り換えをしないといけなくて。乗り換えないといけない駅の改札を出ようとしたら、改札の前で男女が激しく言い争っていました。というか、すぐそばを通るときにチラと目をやると、酔ってしまったのか激昂した男の人が女の人に大声でギャーギャーわめいていて、女の人はほとほと呆れているようす。

 パッと見では日本人に見えて、それでも何を言っているのかわからなかったので(煽りじゃないです)たぶん中国か韓国の人かなあ。

 今にも女の人を殴りそうな勢いで怒鳴り散らしていて、凄く怖かったから、ついそっちのほうを何秒間か注視してしまった。場合によっては警察呼んだほうが良いかもしれない、って思ったので。

 そしたら怒鳴っていた男の人が、わたしにズンズン近付いて来た。わたしの顔に鼻息がブワッてかかるぐらい顔を近付けて、わたしに対しても何か怒鳴って来た。女の人のほうは少し日本語が喋れるみたいで、「やめて!」と言いながら男の人の服を引っ張って、わたしから遠ざけてくれた。

 

 わたしの人生はいつもこうだなあ。

 改札の前にはたくさんの人がいたし、勿論その怒鳴っている男の人をじろじろ見ている人もたくさんいたのに、その中から選ばれたのがわたしだった。小さくて弱そうだから? 暴力で捩じ伏せられそうだから?

 そうだね。って思うよ。

 

 ムカついたから、「何なんですか?」って言ってしまった。「絡んでこないでくださいよ」って捨て台詞みたいなこと言って、二人からさっさと離れようとした。でも、走って移動したりしたら、その男の人が怖くって逃げてるみたいでダサいって思って(こういう考え方が見栄っ張りで恥ずかしくてそもそもダメ)、普通にいつもどおりのスピードで歩いた。

 そしたら、あの“何を言ってるか全くわからないけど、わたしに対して文句を言っているっていうのは完全に理解できる”という感じの大声がドンドン背後に迫ってくるのが聞こえて来る。そんなの振り向くしかない。振り向いたら、女の人の静止を振り切ってわたしに(大声で叫びながら)近付いて来る男の人の姿があった。

 右の二の腕を強く掴まれた。痛かった。顔とかグーで殴られるかな? って思ったけど、殴られはしなかった。そこは、よかったところ。

 男の人はまたわたしに顔を近付けて、物凄い早口で捲し立ててきた。残念ながらわたしは日本語以外喋れないし聞き取ることも出来ないから、まったく何を言ってるのかわからなかったけど。

 女の人が走って来て、男の人の服を千切らんばかりに引っ張って、「にげて、はやく!」と言った。カタコトだったから理解するのに時間が掛かった。

 で、ドドメは見栄っ張りのクソバカだから、それを聞いても走って逃げず、ちんたらちんたら歩いてその男の人から遠ざかった。

 角を曲がって少し行ったところで、柱の陰に隠れた。もしあの男の人がしつこく追いかけて来ても、あれ? どこいった? ってなるように。

 怒鳴り声はまた近付いて来た。今度は女の人が泣きそうな声で叫ぶ声も聞こえる。

 わたしが隠れている柱の、本当に数歩手前ぐらいで近付いて来るふたつの声はとまって、引き返していくのが分かった。

 柱の陰にしゃがみこんで泣いた。これがこの日三発目の涙腺崩壊。(二発目が何だったかは恥ずかしいから書きませんでした。)

 

 こういうこと書くと、「身長が小さいわたしカワイイって、本当は思ってるんだろ」みたいなことを厭味たらしく言われたりするので、最初に否定しておくけど、身長が小さくて良い思いをしたことなんて全く無い。

 全くっていうのは、さすがにウソかも。たしかにこの世界(というか日本)には、顔がそんなに可愛くなくても身長が低めっていうだけで「ちっちゃくてカワイイ!」って褒めるとかいう文化があるから、それのおかげで「カワイイ」って言われたことは、幾度かある。

 でも、それってうれしい? 「ちっちゃくってカワイイ」って、愛玩動物とおんなじ感覚だし、対等な人間っていうか大人の女性として見られていないような気がして(見られてないんだと思うけど)わたしは別段そんなに嬉しくない。小さいというどうしようもない遺伝子決定の要素だけじゃなくって、+αの“褒め”をくっつけて褒めてくれるんだったら、嬉しい。

 

 話が逸れました。ごめんなさい。

 

 あと十センチ身長が高かったら、わたしの今までの人生から、どれだけ痛い思い出とか怖い思い出が無くなっただろう。

 一週間ぐらい前かな。そのぐらいに、露出狂のおじさんに出会って、陰部を触らされそうになるっていう出来事があった。そのことをTwitterに書いていたら、どうやら読んでくれたらしい窪田裕仁郎さん/通称:ばろんさんが、今日、「ドドメは不審者に会いやすいよねー。気をつけなよねー」って言ってくれたんです。(去年の夏頃にドドメは、下着泥棒のおじさんが家に侵入してくるという最低事件に巻き込まれました。警察のお世話になりました。)

 

 わたしが最低事件に巻き込まれやすいのはどうしてかっていうと、たぶん身長が低いから、だと思う。わたしが同じ顔で同じ声で同じ性格で同じ趣味で、とにかく同じ人間で、まったく同じ言動をしていても、身長が二百センチあったら誰にも絡まれないでしょ。

 

 はー!

 もう、痛い思いも怖い思いもしたくない!

 すっごくしあわせな疲れ方をしたのに、最後の最後で、最低な疲れ方をした。

 平和に、しあわせに、暮らしたい。わたしは。

 

 明日も、悦楽乱歩遊戯。

 明日は、おふとんに入るまでしあわせな気持ちでいられますように。

 

 

 

ドドメリナ